自己愛性人格障害について、被害者の立場でのブログ

自己愛性人格障害と出会ってターゲットにされてから離れるまで。自己愛性人格障害との離れ方・逃げ方・別れ方。

私が自己愛から逃げ切った方法。自己愛から逃げるには

記事も少ししかなく、更新も滅多にしないこのブログに、毎日それなりのアクセスがあります。

自己愛の被害に合い、逃げ方を調べている方が来てくれているのでしょうか。

 

私の体験談を順番に書くつもりでしたが、一番大事な、最後を書きたいと思います。

完全に逃げる方法です。なぜ逃げるのか分からない人は、他のサイトを読んでください!

 

これから書く事は、私の体験談であって、自己愛みんなに通用するわけではないと思います。自己愛の行動はワンパターンといいますが、こればっかりは分からないし、環境も違います。
ひとつの例として、参考になれば幸いです。

 

私の場合、自己愛のA(男性)に恋愛的にも執着されており、Aは境界性人格障害も伴っていたと思われます。

私生活の完全管理と精神的暴力、モラハラ、仕事上道具として使われる日々を3年半…。毎日会わないとキレられました。

その他の特徴は自己愛性人格障害そのまんまです。しいて言えば、実際に社会的地位や権力、人脈作り等に成功している(友達はひとりもいないが)ほうの自己愛です。

 

逃げ切るには、本気の覚悟と準備が必要でした。

 

体験談そのまま書くと、相手に私と特定される可能性があるので、

ポイントだけ紹介することにします。

 

・油断させておく

逃げようとしていることを相手に悟られないよう、相手に調子を合わせて油断させておくと良いです。

 

離れようとしている素振りを少しでも見せれば、極端に疑ってきたり、さらに執着してきたり、半狂乱になって困らせてくるのが自己愛(境界例)です。

離れようとするのを行動に出せば出すほど、相手は血まなこになって、そうはさせるか!と先手を打ってきますので、

「もう諦めた、一緒にいるよ」という態度である程度過ごしていると、もともと器用ではない自己愛は、意外とちょっとした変化に気づかないようです。

 

・警察に相談しておく

オオゴトにしたくなかったり、もし警察に相談したことが自己愛にバレたら、と考え、警察に相談していない人は結構いると思います。

警察に行って事情を話しておくことは大事です。

もし逃げることに失敗して、警察沙汰になったとき、相手が悪いことを警察に信じてもらえるように説明できる自信がありますか?

自己愛の被害に遭ったことがない人には意味の分からない質問だと思いますが、

相手は、嘘やごまかし・脅し等でうまく味方を作るプロです。

そうでなくても、警察に行って相談すると一歩前に進んだ気がするし、気持ちがだいぶ楽になりますよ。

私の場合、市の無料弁護士や、精神保健センターでも相談をしました。

 

・自己愛の相手と物理的に距離をとる。

同じ会社なら会社を辞める、辞めれないなら顔を合さないようになんとかする、

同じサークルや習い事も辞める、ご近所さんなら引っ越す。

顔を合わす場がある以上、こちらがどんなに相手を拒否しても、嫌がらせを受けるだけです。その人とは会わない環境を作らなくてはなりません。

簡単ではない場合が多いと思いますが、やはり重要です。

 

そして連絡手段の遮断です。

会わなくなっても、携帯やfacebookでつながっていれば、嫌がらせを受けます。そのうち、会わないと殺されるんじゃ?と思わせてきます。

携帯やメルアドは変更し、facebookなどSNS系も退会または別名で再登録します。

 

自己愛との共通の知り合いで、信用できる人には事情を話して、協力してもらいましょう。

自己愛との共通の知り合いで、自分より自己愛のことを信じてる人や、信用できるか分からない人には何も話さず、縁を切ったほうが良いです。

情報操作されたりややこしくなります。

 

家の住所を知られていたら、家までやってきます。一人暮らしなら引っ越したほうが良いです。家族と住んでいるなら、家族に事情を話しておくべきです。

 

私はAと離れるために、会わないといけない環境を変え、仕事を辞め、家を他県に引っ越し、携帯も変え、SNSも消し、一部の友達も捨てました。

 

・もう会えないと「自尊心を傷つけないよう」電話で伝える

物理的な距離をとり、自己愛が私を探し出そうとしても無理だろう、というとこまで準備が整ったら、そのまま消えても良いのですが、私が使った手段があまりにもうまくいったので紹介します。

環境や自己愛の相手にもよりますが、一番大変な物理的な距離を置く、という事をしなくてもうまくいく可能性もあると思います。

 

電話で、会いたくないことを言葉を選びながら伝えるなんて、私自身も過去に何度もして失敗してきたんですが、言い方を180度変えました。

本音は一切、出さないでください。ぜttったいに、相手の自尊心を傷つけずに、話してください。

「もう会いたくない」ではなくて、「会いたいけれど迷惑になる」

「疲れた」ではなくて、「もう傷つけたくない」

「嫌い」ではなくて「Aみたいな人に、私はふさわしくない」

「どうしてもうまくやれない」ではなくて、「このままでも良いけど、Aは本来もっと幸せになれる」

こんな感じです。バカみたいですね。

普通の人なら、「キレイごと並べて、本当は俺のことが嫌なんじゃないの?」ってなるけど、自己愛には受け入れられるというか、まだバランスを保てるのかもしれません。

 

もちろん最初は、相手は錯乱状態になるから綱渡りではあります。

それでも、冷静に言い続けてみました。

別れ話をした場合の自己愛の行動はパターン化されます。

 

優しさを出す → キレる(パニック) → 泣き落とし → キレる(パニック) → 会おうとする → キレる(パニック) → 脅す → 冷静に何らかの理由を付ける → ふりだしに戻る

 

Aの場合、大体このループでした。それが分かっている以上、相手の言葉をある程度想定していました。だからその言葉と、返す言葉を先に考えておいてメモしていました。

「俺が悪かった」と言れたら「Aは何も悪くない、私が悪い」

「お前は生きる価値がない」と言われたら「ぶっちゃけAみたいな人と比べたらそうかも」

「俺はお前がいないと無理」→「Aならやっていけると信じてる」

「会いたい」→「会いたいけれどガマン」

「お前をとことん追い詰める」→「それよりもっと有意義な時間を過ごして欲しい」

こんな感じです。笑えますね。

何を言われても動じず、感情は出さずに読み続けました。

2時間くらい。なんか辛かったです。本当は、良くも悪くも本音で話したいんですけど、会話ができる相手じゃないですからね…。

おかげさまで、心を無にする訓練も出来ていたのでなんとかやり遂げました。

 

徹底して、相手の自尊心を守ってください。

傷つけないようにマイナスな気持ちを伝えるんじゃなくて、相手への尊敬から離れるしかない、みたいな感じです。もう嘘でもなんでも。

 

あと、やっぱり納得できない!って恨みを買われないように、一方的にに電話を切らないで、長時間でも話し続けてください。

私の場合、2時間程たったところで、突然Aに「分かった」と言われ電話を切られました。まさか理解されるとは思っていなかったので、本当に驚きました。

 

自由を手に入れた瞬間です。

 

相手の様子を知る為に、連絡手段を残しておこうとか思ってしまいますが、

警察の方が言うには、相手に「連絡をとる方法がない」と思わせた方が良いみたいです。

 

あと、家を引っ越す場合、住民票から新しい住所を確認されないよう、

閲覧制限をかけてもらうと本人にしか見れないようになります。

 

以上が私が自己愛性人格障害の男から逃げた方法です。

まだ完全に安心はできませんが、今わたしは幸せです。

 

下手な文章を最後まで読んで頂いてありがとうございます。

自己愛の被害に遭っている方、諦めなければ明るい未来が待っていますよ!

1秒でも早く救われますように。

 

※この文章はコピペ禁止!